


ズバリ言おう……
もうこれしか無い!




「英語のドラマを見れば英語の勉強になる」……フツーそう思うだろ? 違うんだなぁ。僕も何回もチャレンジしたけど、なっかなか難しいんだよ、これが。
まあさ、英語音声で英語のドラマを観てみるとするじゃん。その時、何が起こるか?
まず、聞き取れない。
……うん、聞き取れない。無理。
まあ、これは予想の範囲内っしょ。何せ初めてだし、最初から聞き取れるなら別にやらなくていいし。とにかく聞き取れないから、「字幕」を追って何とか聞こうとするっしょ。
「声がダメでも文字なら読める」……フツーそう思う。僕だってそう思う。ところが……
字幕もちんぷんかんぷんなのだ。
何が起こったのか!?
そう……英語ドラマの「字幕」は、英語話者向けに作られているのだ!



教材探しで苦労して、やっと見始めたら音声はおろか字幕も分からず、ストーリーも何だか分からない。正直楽しくない。辛抱強く続けなければ……と頭では思っても、楽しくない事はなかなか続かない。
結論しよう。英語ドラマは挫折しやすいんだ。

「聞き取れない!」
「じゃあ字幕……も、分からん!」
「えっ、笑った……今のがギャグなのか??」
って感じで、混乱してしまうことが多いね。


そりゃね、日本ドラマではネイティブの発音や難しい単語は学べない。でも、僕らのほとんどは、まだそんなのが必要な段階じゃないんだよ。
まずは「量」。とにかく大量の英語に触れる。これが大事。
そして「量」を確保する上で、日本ドラマは最適な教材なんだよ。
当たり前だが、日本人にとって日本ドラマは分かりやすい。動画+セリフという圧倒的に分かりやすい形式で、「小説」に匹敵する情報量が流れ込んでくる。そこに英語字幕が付いていたら? ……そう、大量の英語情報が入ってくる状況を作れるんだ。
字幕って結構速いから、脳内で一語一語訳してると追いつかない。でも日本ドラマなら、「どんな場面なのか」が大体分かる。分かった上で、何とか字幕を読もうとする。
するとどうなるか。
英語を直接読み取れる気がしてくるんだ。
気がしてくるというか、実際読み取れてくる。
つまりこれは、英文を訳さずに理解する訓練なんだ!



なぜ「音無し」でなければダメなのか? 実はこれこそ「経験」に裏打ちされた奥義。
「別に音付きで見ればいいじゃん?」と思う諸君。
諸君らは必ず失敗する。
なぜか?
ドラマの面白さに引き込まれてしまい、英語どころではなくなるからだ。
よって必ず「音無し」でやらなければいけない。


・電車やバスでの移動中
・学校や職場での休み時間
・役所や病院の待合室
「音を出してはいけない状況」というのは同時にスキマ時間である事が多い。本格的にくつろぐでもなく、本腰を入れて何かするでもなく……そんな時に「無音ドラマ」を活用すれば、ほどよく気分転換しつつ英語に触れることが出来るだろう。
唯一の危険性は、ドラマが面白すぎてニヤニヤしてしまい変人だと思われることだが、ポーカーフェイスの練習だと思って我慢して欲しい。

「音無し・英語字幕の日本ドラマ」での英語勉強法について、まとめてみたよ。
・日本ドラマは量を確保できる
→英語ドラマはハードルが高い! 日本ドラマなら楽しみながら学べる
・日本ドラマは「訳さずに読む」訓練に最適
→流れで大意が分かるので、英文をガンガン読むことが出来る
・スキマ時間を使って「音無し」で見るべし
→音アリではドラマに没頭してしまい逆効果

「日本のドラマを音無しの英語字幕で見よう」。
ちなみに、この勉強法については世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法
でも触れられている。何を隠そう、僕はこれを読んで「日本語ドラマ英語字幕法」の正しさを確信したのだよ。
この書は非ネイティブ向けの英語勉強法について論じている本で、英語が母国語でない者の立場に立った勉強法が紹介されている。
もし「日本語ドラマ英語字幕法」がホントに有効なのか疑問に思う人は、これを読めばより深く納得出来るし、ほかにも色んなノウハウを知ることが出来るから、是非読んでほしい。ついでに、↑から購入してもらうと「英語物語」開発者に開発費用も入る。